使っていた、Apple Wireless Keyboard (US)のキーがヘタれてきて、キーを打つのに違和感がかなり出てきたので新しいキーボードを探していました。
前から気になっていましたが、店頭で試してみて少し感動したので、Apple Magic Keyboard (US配列)を購入して、1ヶ月半ほど使用しました。
Amazonが割高なのはなんだろう?

環境

Windows10 64bit

長所

  • 小型で軽い
  • Lightning-USBケーブルを繋ぐと充電が始まり、充電中もUSB?接続で動く
  • バッテリーは2時間で充電完了。1回の充電で1か月以上持つ
  • 軽く押し込むだけでキーが反応する
  • 上段のキーが大きくなり、escボタンは横にも長いので押しやすい

ケーブル接続時はBIOSでも動く為、USBキーボード持っていないので非常に助かります。
バッテリーなのでどのくらい持つのかが気になりますが、購入してから約1回しか充電していませんがまだ動いています(BIOSで動くか数分試したときに繋いだので正確ではない)。
バッテリーの寿命ですが、充電する機会が減れば寿命も長くなると思うので、かなり持つのではないかと思っています。
恐らく、先にキーが傷んだりして、他のキーボードを使用することになるのではないかなと。

キーの押し心地ですが、軽く押しても反応するので最初は違和感が出るかもしれませんが、軽い力で打つようにすれば疲れにくくなると思います。
店頭で試し撃ちしたときは、打つのが凄く楽で少し感動したのを覚えています。
ただし、キーを強く打つ方は底打ちになり、逆に疲れて大変だと思うので、店頭で試し打ちしてから検討して下さい。
後、軽い力で反応するので、タイピングするときに軽い力で打っていれば、音も普通のキーボードよりは静かです。

escはよく使うので助かります。
大きいので単純に押しやすく、見なくても押せるのは利点です。

短所

  • 価格が高い
  • マルチペアリング非対応
  • 一番下の段のキーが少しだけ上下幅が狭く
  • 上下の矢印キーが、左右に比べて小さいので押しづらい

マルチペアリング非対応なのは、この価格帯だと少し厳しいと思います。いちいちペアリングし直すのは面倒ですので。
最近は対応しているキーボードも増えてきましたし、残念です。

一番下の段の上下幅が少し狭いのは、Apple Wireless Keyboard (US)と比べてですが、特に違和感はなかったので、慣れでカバー出来る範囲ではないかなと。

左右の矢印キーは大きくなったのに、上下の矢印キーは従来の大きさなので、押し間違えが起こりやすくなっています。
慣れである程度はカバーできますが、ある程度なので、使用頻度が高い方には厳しいです。

気になった点

化粧箱に、日本語配列とUS配列の区別がないようで、店員さんが困る商品。
ヨドバシの店員さんは、バーコードで見分けていた。

Windows10で使うときの問題点

  • バッテリー残量が分からない
  • fnキーが使えない

バッテリーが切れても、ケーブル繋げば動くのでどうにかはなります。
fnキーが使えない問題ですが、後述するソフトで対処します。

Bluetoothアダプタ

PLANEX Bluetooth Ver.4.0+EDR/LE対応 BT-Micro4を引き続き使用中。
注意点としては、Windows10標準のドライバで動くので、他にドライバをインストールする必要はないです。

Windows10アップデートの場合は下記参照
BT-Micro4 : Windows10にアップデート後、動作しない場合について | プラネックスコミュニケーションズ

ペアリング

コントロール パネル > すべてのコントロール パネル項目 > デバイスとプリンター
キーボード上段右端の電源を入れて、デバイスの追加 > 後は画面の指示通りにパスキー入れれば使えます。
または、
Windows-I > デバイス > Bluetooth
こちらでも出来ると思われます。

Apple Wireless Keyboard (US)のときは電源を入れてキーを押すと、比較的早く動いた印象でしたが、Magic Keyboard USはさらに少しだけ待ってからキーを押さないと反応しない感じですね。
遅すぎるわけではないけど、慣れるまでは少しだけ違和感がありました。

認識されるキー

  • command > Windows
  • option > Alt

F6~F10での変換もそのまま使えます。
USキーボードだと、fnキー押しながらでないと使えないパターンが多いので、意外な感じです。 そもそもfnキー動きませんが。
個人的には、F7の全角カタカナ変換はCtrl-I、F10の日本語からローマ字変換はCtrl-Tを使うので、あまり関係ないかも。

fnキーを動かす

AppleK Pro for 10 64bit

Apple製のキーボードで、Macのショートカットをエミュレーションできます。
約3000円の有料ソフトでドライバ込みですが、少し高いと感じます。現状で他に選択肢がないので仕方ないかも。
一ヶ月は試用キーで試せるので、試すことをオススメします。
色々と機能はありますが、他のソフトで代用出来る部分もある為、よく使用するのは、EjectをDeleteに変えられるぐらいでしょうか。
他には、スクリーンショット機能が地味に便利でした。

需要の減少により、約5000円になっているのでご注意下さい。

設定例

AppleK Prp for 10 基本設定] AppleK Prp for 10 個別設定 AppleK Prp for 10 Apple Keyboard AppleK Prp for 10 その他

キーボードカバー

Pure Touch Key Protector PTKP202使用中。
肌触りも悪くなく、付け剥がしが何度も出来ます。
装着に関してはそこまでは難しくはないですが、人によっては慣れがいるかも。キーボード上部の右端に電源ボタンがあるので、そこから貼るといいかもしれません(後で気づいて付け直した)。
押し心地がほんの少しだけ低下した感じがしますが、烏龍茶から守って頂きました。ありがとうございます。

注意点としては、爪でタイピングする方は、爪の手入れをしていないと、徐々に傷がついて、いつの間にか穴が空いてしまう可能性があるので、爪の手入れは気をつけて下さい。

Keyhacでcaps lockと他のキーの組み合わせでプログラム実行

Apple Wireless Keyboard Helper for Windowsのfnキーと他のキーと組み合わせてプログラム実行していたのを、Keyhacでcaps lockと他のキーで実行しているだけです。
一部、プログラムではないですが、気にしないように。
fnキーとの組み合わせが暴発もしないのでいいですが、Apple Wireless Keyboard Helper for Windowsは動かないので仕方ないかな。

AppleK Pro for 10 64bitで、左下のctrlをcaps lockと入れ替えた後、Keyhacでcaps lockを、キーコード255、User0として、ユーザモディファイアキーの定義をして、他の用途に使えるようにします。
ただし、両方のソフトをスタートアップに登録していても、ユーザーモディファイアキーがすぐに有効にならないことがあり、タスクバーの矢印をクリックして隠れているソフトを表示すると有効になることが多いです。
自分の環境だと、コマンドランチャをホットキーで呼び出したりすると、何故か有効になります。

設定ファイル

config.py

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# キーの単純な置き換え
keymap.replaceKey( "Caps", 255 )

# ユーザモディファイアキーの定義
keymap.defineModifier( 255, "User0" )

# --------------------------------------------------------------------
# どのウインドウにフォーカスがあっても効くキーマップ
if 1:
keymap_global = keymap.defineWindowKeymap()

# USER0-Space : Enter
keymap_global[ "U0-Space" ] = "Enter"

# USER0- 1~3/E : foobar2000 /playpause /stop /next /exit
keymap_global[ "U0-1" ] = keymap.ShellExecuteCommand( None, "C:/tools/foobar2000/foobar2000.exe", "/playpause", "" )
keymap_global[ "U0-2" ] = keymap.ShellExecuteCommand( None, "C:/tools/foobar2000/foobar2000.exe", "/stop", "" )
keymap_global[ "U0-3" ] = keymap.ShellExecuteCommand( None, "C:/tools/foobar2000/foobar2000.exe", "/next", "" )
keymap_global[ "U0-E" ] = keymap.ShellExecuteCommand( None, "C:/tools/foobar2000/foobar2000.exe", "/exit", "" )

# USER0-B : Bgcall 壁紙変更して終了
keymap_global[ "U0-B" ] = keymap.ShellExecuteCommand( None, "C:/tools/Bgcall/Bgcall.exe", "/s", "" )

# USER0-C : Google Chrome Portable 起動
keymap_global[ "U0-C" ] = keymap.ShellExecuteCommand( None, "R:/GoogleChromePortable64/GoogleChromePortable.exe", "", "" )

# USER0-S : Clibor ホットキー 無効/有効
keymap_global[ "U0-S" ] = keymap.ShellExecuteCommand( None, "C:/tools/clibor/Clibor.exe", "/hs", "" )

# USER0-T : Thunderbird Portable 起動
keymap_global[ "U0-T" ] = keymap.ShellExecuteCommand( None, "C:/PortableApps/ThunderbirdPortable/ThunderbirdPortable.exe", "", "" )

まとめ

Windows10で快適に使う為に、さらにお金がかかってしまう点が最大のネックです。
そこをクリア出来ても、上下矢印の押しにくさが出てきます。自分は使用頻度が低いので大丈夫でしたが。
個人的には、短所の部分の影響が少なく、長所の部分の影響が多いので、いい買い物でした。

人を選ぶ、キーボードです。

追記

2018-01-27
fnキーを動かすのに、AppleK Pro for 10 64bitの価格が高くなっている説明を追加。