拡張子別に、複数のプログラムの関連付けが可能。
公式サイトは随分前に消失しています。
まあ、10年以上前のソフトなので仕方ないです。
ポチエスにも色々と種類がありますが、関連付け専用版のみ使用しています。
使ってみたい方は、ポチエスで検索して探してみるといいかも。
環境
- Windows10 64bit
- ポチエス関連付け専用版 1.46
- ZiiLauncher 1.4.7
- Paper Plane xUI 1.77
- extLauncher 1.5
特徴
- 拡張子別に、複数のプログラムの関連付けが可能
- フォルダも関連付けが可能
- 各プログラム毎に複数の実行オプションの登録が可能
- 実行オプションとして、転送ファイルなどのマクロ使用が可能
- メニューのアイコン 表示/非表示
- 2つの関連付け設定ファイルを使い分けることが可能
- 設定が表示メニューそのままでわかりやすい
- 転送ファイルに対するエクスプローラのコンテキストメニュー表示が可能
主に、複数のプログラムの関連付けぐらいしか使用していませんが、それだけでも便利です。
長年お世話になっています。
短所
Unicodeに対応していない。
古いソフトなので仕方がないかなと。
普通は、ファイル名やパス名にUnicodeが含まれている事はあまりないと思うので、そこまで気にならないはず。
拡張子の関連付け
_esExt5.ini
をコピーして、esExt5.ini
に名前変更して中身をいじる。
esExt5.ini
; image
[.bmp][.gif][.jpeg][.jpg][.png][.tif][.webp]
C:\tools\NeeView\NeeView.exe | NeeView
C:\tools\NeeView\NeeView.exe | NeeView --n
> --new-window "%P"
C:\tools\QuickViewer-x64\QuickViewer.exe | QuickViewer
C:\tools\ViW\ViW.exe | ViW
C:\tools\ViW\ViW2.exe | ViW2 Right/Left
C:\tools\XnViewMP\xnviewmp.exe | XnView MP
> "%M"
+++
C:\PortableApps\GIMPPortable\GIMPPortable.exe | GIMP Portable
> "%M"
+++
C:\tools\PPX\PPCW.EXE | Paper Plane xUI
> -pane:0 "%P"
%end
[]
設定する拡張子|
左側がソフトのパス。右側が選択するときのソフト名>
起動オプションやオプション用マクロ設定%P
転送 ファイル/フォルダ のフルパス%M
複数の ファイル/フォルダ をまとめて転送するとき+++
縦セパレータ(横線)。区切りに使うといい%end
つけないと以降の設定も表示されてしまう
簡単な設定ならば、これで設定できるようになります。
他にも色々できるようなので、詳しくは、付属のesExt5.txt
や設定ファイルの説明を読んでください。
起動方法
コマンドランチャやファイラから起動
ZiiLauncherからポチエス起動
Ziilauncherの設定 > キー設定 > カスタム実行キー > 新規
名称: ポチエス
キー: Ctrl-Enter
* ポチエス C:\tools\esExt\esExt5.exe $P(Q)
Paper Plane xUI(以後PPX)からポチエス起動
PPX.CFG
KC_main = { ; PPcメイン窓
^Enter ,%Ob C:\tools\esExt\esExt5.exe %#FDC
}
とりあえず、ファイル/フォルダ を選んでからCtrl-Enter
で起動するようにしています。
ポチエスを起動したら、設定した拡張子に対応したソフト名のリストが表示されるので選ぶだけです。
下記画像のリストからQuickViewerを起動したいなら
q
を押すとQuickViewerが起動します。
ちなみに、一番上のリスト名にフォーカスがあるので、上から2番目のNeeView –nなら、n
押してEnter
でいい。
ソフトを起動してから ファイル/フォルダ を渡す必要がないので楽です。
一部のソフトは対応していなくて単にソフトが起動するだけですが、それでも便利です。
コマンドランチャやファイラなどでポチエスみたいなことができるのもありますが、ポチエスは一度設定しておけば、色々なソフトから起動させて使いまわしできるので重宝します。
ちなみに、Ziilauncherもポチエスみたいな機能はありますが、上記のようにq
を押してもQuickViewerを起動してくれないので、カーソル移動してから選択する必要があり微妙です。
Unicodeには対応しているのですが。
Ziilauncherの設定 > 実行メニュー > 実行キー4[Ctrl-Shift-Enter]
.bmp|.gif|.jpeg|.jpg|.png|.tif|.webp|% NeeView C:\tools\NeeView\NeeView.exe $P(Q)
.bmp|.gif|.jpeg|.jpg|.png|.tif|.webp|% QuickViewer C:\tools\QuickViewer-x64\QuickViewer.exe $P(Q)
.bmp|.gif|.jpeg|.jpg|.png|.tif|.webp|% XnView MP C:\tools\XnViewMP\xnviewmp.exe $P(Q)
.bmp|.gif|.jpeg|.jpg|.png|.tif|.webp|% GIMP Portable C:\PortableApps\GIMPPortable\GIMPPortable.exe $P(Q)
.bmp|.gif|.jpeg|.jpg|.png|.tif|% JpegAnalyzer Plus C:\tools\JpegAna\JpegAnalyzer.exe $P(Q)
右クリックメニューの送るに登録してから起動
esExt5.exe
を右クリック > ショートカットの作成 > 作成したショートカットを切り取りC:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\SendTo
に移動して貼り付け- ポチエスに送りたい ファイル/フォルダ を選択 > 右クリック > 送る > esExt5.exeの作成したショートカットを選択 > 任意のソフトを選択
マウス派は設定しておくと便利だと思います。
自分は送るメニューは使わないですが。
選択したソフトを管理者として起動したい
管理者権限付与させたショートカットを作成して、それを関連付けしてから選択して起動。
管理者権限付与させたショートカットを作成
管理者として起動させたいソフトを右クリック > ショートカットを作成 > 作成したショートカットを右クリック > プロパティ > ショートカット > 詳細設定 > 管理者として実行 on
間違えやすいもの
プロパティ > 互換性 > 管理者としてこのプログラムを実行する
これをonにすると、ショートカットから起動したときだけでなく、ショートカット元から起動したときも管理者として実行されるようになってしまう。
管理権限ありで起動することになるので、あり/なし の使い分けができなくなる。
設定ファイル
基本動作設定は、メニュー表示位置はデスクトップ中央で、アイコンは非表示です。
アイコン表示すると当時のPCでは表示されるまで少し待つ必要があったのと、別になくても問題ないため。
設定だけしてあったり、使用しなくなったソフトも混じっていますが、置いておきます。
esExt5.ini
同じ種類のソフト
似たソフトとして、extLauncherがあります。
Unicode対応です。
ただし、設定ファイルに複数の拡張子をまとめて書けないみたいで、ソフトのアイコンを選択して起動するタイプなので、色々と候補があるとキーボードで選ぶのが面倒です。
マウス操作メインならありなのかも。
後、同じソフトを複数登録すると、同じアイコンが並んで一目で分かりづらい状況になります。
一応、ソフトのタイトルもウィンドウの下に表示されますが、慣れでどうにかなるのかな?
とりあえず、Unicodeを開きそうな拡張子だけ設定して、PPXからCtrl-Shift-Enter
で起動できるようにはしています。
出番がなかなかないです。
extLauncher64.ini
[.wv]
title1=foobar2000 /add
command1=C:\tools\foobar2000\foobar2000.exe /add
title2=foobar2000 /play
command2=C:\tools\foobar2000\foobar2000.exe /play
title3=MPC-BE Portable
command3=C:\PortableApps\MPC-BEPortable\MPC-BEPortable.exe
title4=MPC-BE Portable /new
command4=C:\PortableApps\MPC-BEPortable\MPC-BEPortable.exe /new
title5=MediaInfo Portable
command5=C:\PortableApps\MediaInfoPortable\MediaInfoPortable.exe
title6=SinkuLite
command6=C:\tools\sinkulite\SinkuLite.exe
まとめ
なくては困るソフトとして、長年愛用しています。
Unicodeに対応していればさらに良かったのですが、その問題はextLauncherに投げることにしたのでまあいいかなと。
ちなみに、OSの画像ファイルの関連付けにもポチエスを設定しています。
閲覧するのか、詳細が知りたいのか、管理するのか、編集するのか、そのときで色々変わるので。
PPXで画像ファイルを開くときに、PPX内蔵のマルチフォーマットビューアのPPVで閲覧している影響もありそうですが。
他のソフトを登録してファイルを渡せるソフトなら、とりあえず、ポチエスを登録してしまう癖がついています。
追記
2021-02-13
- 環境
- extLauncherのソフト名変更
- extLauncher 1.5へ変更
- 拡張子の関連付け 修正