親指操作タイプのトラックボール、M570t使用していましたが、他の操作タイプがずっと気になっていたので、Kensington ExpertMouse K72359JPを購入して、半年以上使ってみました。

今は1万円切ったんですね。購入した時は11000円超えしたので…

環境

Windows10 64bit

長所

  • パームレスト付き
  • デカイが、無線でそれ以上のスペースはいらないので、マウスよりは操作スペースは必要ない
  • ボールが大きく慣性もかかりやすく、転がしやすいので快適に操作しやすい
  • 左右対称構造なので、左手でも操作しやすい
  • 上2個と下2個の同時押しも設定できるので、合わせて6個のボタンが使える

K72359JPとM570t

M570t(写真右)との比較

パームレスト付けると本当にデカイので、M570tから乗り換えだと大きいと感じますね。
ただし、マウスだと操作スペースはもっと必要になると思うので、マウスからの乗り換えなら、大きさについてはそんなに気にしなくていいと思います。

ボールが大きいので、ボールを弾いたりして端から端に移動するのは楽になりました。

左手でも操作しやすいのはいいですね。前は、左手で操作する時に、左右対称のマウスをわざわざ出していたので有難いです。

短所

  • 価格が高め
  • クリック音が大きめ
  • 奥の2つのボタンが咄嗟に押しづらい
  • Mac OS使用の時は、USBレシーバ接続時のみでしか、TrackballWorksが動かない

クリック音は全部のボタンで微妙に違っていて、左クリックが他よりも僅かに大きめです。
静かな部屋で複数人がいるところだと、気にする方が出てくると思われます。
ボタン連打機会が多い方は控えたほうがいいかと。

持ち方にもよりますが、人差し指と中指の指の腹でボールを支えて、左下を親指、右下を小指で操作する場合、奥側のボタンを押そうとすると、ボールから指を離さないと届かないので面倒に感じるかも知れません。
なので、持ち方は色々と探してみるのが良いと思います。

Mac使用時は、Bluetooth接続だと設定変更が出来ないので、USBレシーバ接続一択になりそうです。

気になる点

  • 電池の場所の右側にUSBレシーバが入れてある
  • 奥の電池を外す時は、紐を引っ張れるようにしておく
  • スクロールリングが最初固めで、引っかかるような印象で使いにくく、動かす時にガリガリみたいな音がする

K72359JP 電池

開封した後に、USBレシーバが見つからなくて焦りました。最初から嵌めてあるとは思わなかったので。
電池は、紐を引っ張って取れるように入れておかないと、マイナスドライバーなどを使わないと取りづらくなりますし、傷つきやすくなるので注意です。

スクロールリングは使い込んでいくと柔らかくなって、今では割りと滑らかに動いていますので困っていません。
ただし、相変わらず動かすと音がします。

電池の持ち

ややうろ覚えですが、半年で2~3回変えたと思うので、電池の持ちはあまり気にしなくていいと思います。

設定例

TrackballWorksで設定できます。

TrackballWorks ボタン設定 01 TrackballWorks スクロール設定 TrackballWorks ポインター設定 TrackballWorks ボタン設定 02

あると便利なソフト

w10wheel.net

マウスボタンやキーボードのボタンをトリガーとして登録すれば、ボールを動かしてスクロールできるようになります。
水平スクロールも設定出来るので、X2(TrackballWorksでのボタン5)に割り当てて、水平スクロール用に使っています。
不安定な事もありますが。

ボタンドラッグトリガーの設定も出来ますが、TrackballWorksと相性が悪いのか2回押しになることがあるので、ボタンドラッグトリガーは使っていません。

動きが悪い時

ボールにハンドクリームを薄く塗った後に軽く拭き取ると、動きが良くなります。
自分は、使う前に大体塗っていることが多いです。
ハンドクリームなら、手に優しいはず。

まとめ

親指操作タイプからの乗り換えでしたが、1週間以内に手に馴染みました。
値段が高めなのがネックですが、ボールが大きいので親指操作タイプよりも動かしやすく、操作するのがさらに楽になりました。

後は、トラックボール全般に言えることですが、細かい作業はやや苦手ですので、細かい作業が多いなら普通のマウスもあるといいですね。